作業

2017/12/15

多分、器用なのだろう。

いや、器用だ。

器用であるが故に、できると思い込む。

並行でこなせばいい、こっちはここまでだ、次はこう。

……まぁ、それができれば人間様は今頃全員が現代の科学史に名を残せるだろう。

並行作業とは、基本的に大きなものをこなしていると同時に、小さなものをするのが適正である。

二つも大きなものを抱えるなど難しい。

できることならやめた方がいいだろう。

丸めた敷布団を両脇に持ってるようなものだ。

持続しないのは言うまでもないだろう。

だから、時々不思議に思う。

人はそれぞれ違う思考を持ち、それに基づいた行動をとる。

時には不合理に思えるようなことでも、挑戦しようとする者もいる。

不条理によって遮られることもある。

不適格だと言われ蔑まれることもある。

なのに彼の者はどうしてだろうか。

そんなことしても無理だとわかってるのに。

欲望だけじゃ不可能だとわからないのか、知識を蓄えて節制へと昇華しないといけない。

……馬鹿馬鹿しい。

面倒臭い言葉を並べるのにも飽きた。

そもそも並行作業の時点で俺は不服でしかない。

俺はその程度なのかと言いたいのだ。

貴様らが兼ねるそれと、俺は一緒か。

仕事や作業と、同一と言うのか。

ああそうかそれならわかった。

もういい。

本当に、もういい。